「あー!もういい!
さっさと中入るぞ!!」

勢いに任せて里奈を引っ張る。

「ちょっと、仁!
待ってよ!痛いよ!」

そんなこと言う里奈もかわいくて。

俺は里奈にベタ惚れだ。

里奈は気づいてないけど、もう俺は里奈がいないと生きていけない。

まだ...

里奈が悠になびいたら...

っていう不安が消えたわけでもない。

情けない...

そう思いながらも俺は里奈を中に引っ張って行った。