「ゴメンね...
じゃぁ、私、帰るから...」

2人でいるのに無言だなんて耐えきれない。

少し潤む目をごまかして、私は返事を待たずにファミレスを出た。

「おっ...おい!待てよ!」

待たないもん。

待って振り返っても、どうせまた冷たいんだもん。

そう思って、追いつかれないように思いっきり走る。

「ハァ....」

息を整えていると、

「あれ?里奈ちゃん?」