「はぁーぁぁ。 疲れた! こっちおいで...」 「きゃっ!?」 どうしたらいいかわからず立ち尽くしていた私をひっぱる。 「ゆう...と...」 私が優疾の足の間に座って、後ろから抱きしめられる体制になる。 「ゆうと...? は、恥ずかしいよ...」 「んー... このままでいようよ。 柚愛ちゃんあったかい...」 耳元で囁く優疾のちょっとからかうような声が、くすぐったい。 「優疾... 離れなきゃ...」 「あれー、どうして? いいじゃん。」 そういって首元に顔をうずめてくる。