恥ずかしさに潰されそうになって窓からの景色を見る。 優疾さん、...じゃなくて優疾! すごいんだ。 赤のベンツで運転も上手で... ベンツだなんて、今日のお昼の件もあるし、絶対お金持ちだよね... なんか... そんな人が、私なんかでいいのかな。 やっぱり、前みたいに... 「ほら、着いたよ。」 「あ...うん。」 「あれ?どうかした?」 「えと...なんでもないよ。」 なんでもなくなんか、ないの。 でも、今は優疾を信じるしかないの。