「……私はかつて、新撰組一番隊隊長を務めさせていただいておりました」
総司が自分からそう言うと、一橋公のこめかみに青筋が浮かび上がった。
「新撰組が何の用だ!」
「いいえ、今はもう私は新撰組隊士ではありません。私は……」
総司はちらっとこちらを見たけど、すぐに上様を見つめなおす。
隊士じゃないって、どういうこと?
総司の考えていることがさっぱりわからなくて、胸がどくどくと音を立てる。
「私は、人と狼の間に産まれしもののけの頭領。
この狼たちも、外のもののけたちも、すべて私個人の軍隊です」
「な……っ!」
なんだって!?
それって、銀月さんの申し出を受けて、狼や山や森のもののけたちの頭領になったってこと?
驚きのあまり声が出なかった。
周りを見ると、近藤先生も松本さんも一橋公も、ぽかんと呆気にとられたような顔をしていた。
「この目で見たのだ。お前が人狼だということは認めるしかないな。
その元新撰組の人狼が、余に何の用だ」
上様だけが、凛とした瞳で総司を見つめなおす。
口をはさめるような雰囲気でもなくて、あたしはヒヤヒヤしながら成り行きを見守るしかできない。
総司が自分からそう言うと、一橋公のこめかみに青筋が浮かび上がった。
「新撰組が何の用だ!」
「いいえ、今はもう私は新撰組隊士ではありません。私は……」
総司はちらっとこちらを見たけど、すぐに上様を見つめなおす。
隊士じゃないって、どういうこと?
総司の考えていることがさっぱりわからなくて、胸がどくどくと音を立てる。
「私は、人と狼の間に産まれしもののけの頭領。
この狼たちも、外のもののけたちも、すべて私個人の軍隊です」
「な……っ!」
なんだって!?
それって、銀月さんの申し出を受けて、狼や山や森のもののけたちの頭領になったってこと?
驚きのあまり声が出なかった。
周りを見ると、近藤先生も松本さんも一橋公も、ぽかんと呆気にとられたような顔をしていた。
「この目で見たのだ。お前が人狼だということは認めるしかないな。
その元新撰組の人狼が、余に何の用だ」
上様だけが、凛とした瞳で総司を見つめなおす。
口をはさめるような雰囲気でもなくて、あたしはヒヤヒヤしながら成り行きを見守るしかできない。



