「ぐっ、うああああ……!!」
苦しいのか、山南先生が悲鳴を上げた。
その瞬間、彼の口内の歯が、尖った三角形になっているのが見えた。
まるで、魚のように……。
「まさか……」
山南先生の両腕に、鱗のようなものが光りだした。
「もののけと、同化してしまったのか……?」
総司が緊張した面持ちで言う。
「おい女、何を食わせた!?」
副長に怒鳴られると、槐は顔に笑みを浮かべ、淡々と言い放った。
「もののけの死肉よ。
それを口にすると、もののけと同化できるの。
そして、もののけの身体能力を手に入れることができる」
そんな……!
じゃあ、今まで京に現れていた、もののけと同化した浪士たちも……
芹沢も新見も、みんなもののけの死肉を口にして能力を得たってこと?



