あたしって とことん
男運の無さに 嫌になってくる。


いつも 振られてばかり


本気で好きになったら
逃げられる。


やっぱり
あたし 5番目とかが
合ってるのかな?


あたし 何がイケないんだろう。


でも もうやめようなんて言われてないんだから
まだ 大丈夫だよね?





「ママさん
大丈夫ですか?
向こうのお客様が待ってますよ~」


あっ
ボーとしてたわ。


カクテル頼まれてたっけ。


「お待たせしました」


「遅いよ!」


全く気力を失ったあたしは
小さな声で


「ごめんなさい」


と 謝った。


「あれ?調子狂うな~
始めは 強気の女だったのに
今は 素直に謝る…?
うーん ますます 気にいったわ!」