「ん?」

「優太君…今、全国の学生を敵にまわしたよ…」

「何で?」

「だって、試験が余裕なんて…
しかも、その口ぶりじゃ、試験勉強なんて無縁な感じだし」

「まぁ、試験勉強とかはした事ないな。ここに入るのも、別に苦労してないし。でも、俺なんかより、琉にぃの方がすごいぜ」

「えっ?琉?」

「琉にぃ、何でも出来るから…勉強はもちろん、運動も料理も…」

「…あいつ、そんなに完璧なの?」

「そうだよ。だから、琉にぃにあんた呼ばわりするの止めろよ?」

「う〜ん」

「そこ悩むなよ」


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