「拓…かぁ。
こんな姿を望んじゃいないか…でも、人殺しも同然の俺に拓にそんな風に想われる資格はないんだよ…
おっさん…」

拓との出会いは小学三年の時だった。

子供は苦笑い、大人は愛想笑い。

そんな毎日にうんざりしていた、そんな時だった。

「おいっ!」

と、グランドにぽつりと座り込んでいる俺に話しかけてきた奴が居た。


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