やがて時間はお昼になる。

何を食べよう。外食も一人だとつまらない。

誰かを呼んで食べる?

結婚してる友達はダメだ。
あとは、独身の友達。でも、日曜日だもの、彼氏と過ごしているか。

後は、……お母さん。そうだ、今日は母の日だもの。
お母さんと食事をするのも悪くない。

早速電話をかけると、快い返事が返ってくる。
三十分くらい待つことになったので、ブラブラとショッピングを楽しんだ。




最初、結婚に反対していた両親は、翔太が生まれた頃から態度が軟化してきた。
結局は孫の可愛さに敵わなかったってことだろう。

今ではすっかり佑くんとも仲良しになっている。

「麻由、お待たせ」

おしゃれをした母が現れたのは、三十分を少し過ぎたくらいだった。

「お母さん、久し振り」

「ほんとね。翔太も元気?」

「うん。今度顔見せに行くね」

他愛のない話をしながら、デパートの地下にあるレストランに入る。

「でも、いいわね。母の日に自由な時間をプレゼントなんてされたことないわ」

母のため息混じりの意見には私も同意する。

「うん。こんなの初めて。……びっくりしちゃった」