そもそも部内で恋愛をすることがすでに空気を読んでいない。 結局、私が悪かったのだ。 最初から。 「大毅は多分キミのことで怒ってたんだよ、今回もね」 そんなの知らない。 私が気を遣ってさえいればあんな事にならなかったと責められているようにしか聞こえない。 お前のせいだと、隠岐君の口から言われることは私にとって何よりも耐えがたいものだった。