私を庇うように前に出た隠岐君。 「大毅、どういうつもりなんだい?」 「どうって聞かれても…なあ?」 惚けたふりをする大毅は彼女を見る。そして『え〜』とか照れながらもドヤ顔で彼女は言った。 「ラブラブぅ〜みたいな?」 ――――――場が凍りついた。 皆ドン引きしているのがよく分かる。