先輩と初めて会ったのは、高等部に上がって、くじで負けてなった図書委員の初会合。 隣に座った先輩は、 文句なしに頭が良さそうで、 眼鏡の向こうの切れ長の目は、一見冷酷そうに見えた。 だけど、間違いなく、 この人、人気あるだろうなってくらい整った顔をしていて、 文句なしにカッコよかった。