「アヤ…
オレは、アヤが思ってるほどもう弱くねぇよ。
少なくともアヤと支えてやれるだけの強さは持ってるつもりだし…
アヤが寂しいならいつでも会いに行く。
アヤが苦しいならいつでも隣にいる。
だから、別れるなんて言うなよ…
他の女じゃ意味ないんだよ…頼むから…アヤ…
頼むから…別れるなんて言うなよ…」
見上げる大和の瞳に、涙が溢れそうなほど溜まっているのが見えた。
朝日に照らされてキラキラ光る大和の涙が頬を伝って…
大和は、それを腕でぐいって拭いた。
「オレ…アヤがいなきゃダメなんだよ…
…おまえだってそれくらい分かってんだろ?
オレがおまえじゃなきゃダメなの分かっててそんな事言うな…このバカが」
あたしから目を逸らして、横を向きながら言った大和の声が弱弱しい。
さっきまで怒鳴りつけてたくせに、
さっきまで強引だったくせに…
結局、大和は…
腕で口元を隠しながら、涙を堪えるように表情を歪める大和に、あたしの顔が緩む。
「…本当に大和はよわ虫なんだから…」
あたしの掠れた声に、大和は視線だけちらっとあたしに向けた。
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