「お前の夫でいられて、幸せだった」 弾かれたように俺から身を離し、マツは泣きそうに顔を歪めた。 ・・・・・既に、共にすると決めた日に。 マツには、新撰組を俺が終わらせると、話していた。 六月二十六日。 ・・・・・一度死んだ新撰組を、この日に終わらせようと決めていた。 だから。 「行ってらっしゃい、マツ」 「行ってきます・・・・・主計様」 涙が伝う白い頬を隠すように、マツは笑った。