「なんか、思ってたのとかなり違ってたね、付き合わせてごめん」 「華波が謝ることじゃないよー。まあ同好会だし、ああいうもんなんじゃないの?」 「そうかもしれないけど」 華波がため息を吐いて空を見上げる。 雑居ビルの間から覗く空は茜色に染まっていた。 今日は授業なんてなかったのに、すっかり長居をしてしまったおかげでスマホの示す時間は五時だ。 それだけ楽しかったってことなんだからいいじゃないの、とあたしが言うと華波は「ん」とうなずいた。