先輩ふたりが席を譲って隣の長机の下から椅子を引っ張り出してくる。 あたしたちは誘導されるようにもっさりメガネ、もとい安倍君の正面に座った。 上原先輩達はあたしたちを囲むように椅子に腰かける。 「さてと、緒川からおおまかな活動内容は聞いてるかな?」 口を開いたのは三年の男子、倉木先輩だ。 華波がしっかりとうなずいた。 「はい。超常現象を研究しているって聞きました」 するとそれを耳にした先輩全員が、「ああー」と落胆のため息を漏らした。