やっちまったと思ったよ。 よりによって、本命の受験で大失態。 もちろん気づいたときには受験は終わっていて、呆然としているあたしの肩を華波が叩いていて、 「帰ろ?」 ってにっこり笑っていた。 あの問題はどうだった? とかいう華波の質問には答えられなくて、泣きべそをかいていたあたしの頭をよしよしと撫でて慰めてくれたっけ。 「大丈夫だよ、ユズナなら合格してるって」 優しい言葉が胸に痛く響いてた。