勤勉家の憑依霊に愛想を尽かされる前に、学力を追いつかせようと。 だけど無理だった。 あたしの頭は平凡で、難しい言葉を並べ立てる講師の教えをちっとも理解できなかった。 だったらせめて試験のときに意識を飛ばさないように頑張るんだけど、これはこれで難しい。 勤勉家の憑依霊に操られないように、必死に自分であろうとしたあたしは自分の名前さえ書けずに試験の時間を費やすことになったりして。 担任は受験へのストレスかと心配するし、両親は貧血かなにかだと思い込んで病院に連行されるしで、へこんだよ。