俺様陰陽師




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 実のところ、あたしにはもうひとつ秘密がある。


 これは華波にさえ言えない種類のものだ。


 これについて考えることはひどく億劫で、ゆううつになる。


 華波には霊が視えることを悩んでるように映ったんだろうけれど、あたしが本当に悩んでいたのはそういうことじゃなかった。


 指定された出席番号は名字のあ行順なので、あたしは必然的に窓際から二列目の最前列に座る。


「またあとでね」