俺様陰陽師




 羨ましいな、でも……。


 あたしは眉を下げる。


 親友の恋だもん、応援しなきゃ華波に悪いのはわかっている。


 ――でも。


 知らない男の子に華波を取られるみたいで嫌だよ。


「……華波。あたし、応援するよ! 華波がどんな人を選んでも邪魔しないっ。一緒に帰るのも週一くらいなら耐えられるし、日曜のスイーツ店の開拓だって湊先輩達を誘ってみるよ」


 あたしは思ってもいないことをまくし立てる。


 だって、そうしなきゃいけないから。