俺様陰陽師




「ラブレターだよ」


「嘘っ、凄い! 華波モテまくりじゃない!?」


 あたしが素直に感心していると、華波はふうっと息を吐いた。


 物憂げにも見えるその表情は整った人形のように綺麗で、ラブレターの数にも納得できる。


 華波が彼氏を作るなんて想像したこともなかったけれど、高校生だもんね。


 部活だって避けて同好会に入るくらいだし、恋愛を楽しむのだって自由だ。


 いいなぁ、華波。


 一緒に帰ったり、休日にはデートとかするんだろうな。