「じゃあ外しちゃったか、残念。絶対にユズナの好みだと思ったんだけどな」 「へ? ちょっと、華波ってば真面目な顔してなに言い出すの!」 「だって面倒ごとが増える前にユズナのタイプを把握しておきたかったし」 「面倒ごとって?」 あたしが聞くと、華波がカバンの中に手を突っ込んだ。 ゴソゴソと音を立てて取り出したのは、十枚くらいの封筒。 「なに、これ?」 真っ白な封筒から、カラフルなもの、封筒なしの折りたたまれた便箋まである。