「そうなんだ、あはは……」 確かに先輩女子達の傷心ぶりを目の当たりにしたら、逃げ出したくなるのもわかる。 春日先輩とか、そうとう荒れてるもんね。 あたしと華波は一瞬顔を見合わせたあと、目の前の入会届を引き寄せた。 今日特別教室に来た本来の目的を果たすために。 ボールペンで学年とクラス、そして名前を記入する。 ペン先を引っ込めたとたん、その紙を横からかっさらわれた。 ニマニマと笑みを浮かべて二枚の紙を手にしているのは湊先輩だ。