人の命を商売道具に、キャーキャー言われる安倍キヨリなんて納得できないよ。 あたしが複雑な表情を浮かべているのに気づくことなく、湊先輩はあたしと華波をテーブルに誘導した。 「ささ、座って座って」 それまでは扉の前で話し込んでいたんだけど、湊先輩の言葉にしぶしぶ椅子に座る。 どうしてしぶしぶなのかというと、武井先輩たちがものすごーく落ち込んでいて近寄りがたいからだ。 あたしたちが武井先輩を見ると、 「ああ、もうー!」 彼女の隣に座っている春日先輩が頭を抱えて叫んだ。