図書館のカガミ



厚紙の冊子は上品なレイアウトな作りで図書館のメニューの文字が書いてあった。


「あの…。

私1人で…ですか?」



渡された物を眺めつつ不安を感じてなんとなく尋ねた。



「もちろん…。

1人でやってもらう…。

とにかく入り口にいけばわかることだ…。

最初のガイドは警備員が説明してくれるから一切しゃべらなくてもいいが…1人ずつ整理券やご利用メニューを配る際は最善の注意を払ってくれ…。」