今は真っ当なお付き合いをしてるけど。



もし智也さんが狼さんにでもなったら、その時…私は……。






想像しただけで照れくさくて、カァッと頬が熱くなった。




「あーやちゃん。何考えてるのかな~」

「いっ、いえ……」




今は清純なお付き合いをしてるけど、そのうち……。



お兄ちゃんが言ってた、あんな事やこんな事をする日がくるのかな……?






「さっ、早くしないと仕事に遅れるよ!部屋から出て行け」

「嫌だ~!あやちゃーん!!」




結局、智也さんは強引にお兄ちゃんに連行されていった。





もう少し…2人の時間を楽しみたかったのに……。