「伝説に期待したって、なにも起こんないと思うよ?」
――シーーーーン・・・
タヌキたちの間に、静かな沈黙が走る。
つぶらな可愛い瞳がズラッと揃って、あたしを悲しげに見つめる視線に、押しつぶされそうになった。
ちょっとそんな目でこっち見ないで! 罪悪感が半端ないんですけど!
あたし別に、みんなの希望を打ち砕きたいわけじゃないから!
「これは単なるアドバイスとして・・・!」
「フフフ・・・」
タヌキたちに向かって懸命に弁解するあたしの横で、おタヌキ王が不敵に笑った。
「ミアンよ、お前は知っているか? 人間の王の息子が婚約したことを」
・・・え? あ、ああ、それなら知ってる。
今はどこもかしこもその噂でもちきりだもの。
この国の王子様が、隣国のお姫様と婚約が成立したって。
「その婚約を祝う、貴族たちが集まる場で、特別な下賜が与えられる事を私は調べたのである」
特別な、かし? ああ、つまり国王からのプレゼントね?
めったにない祝い事だから、みんなにも何か良い物あげちゃうよ~ってわけか。
「祝いの席で国王の目に留まった、たったひとりの貴族に、その権利が与えられるのである」
「権利って?」
――シーーーーン・・・
タヌキたちの間に、静かな沈黙が走る。
つぶらな可愛い瞳がズラッと揃って、あたしを悲しげに見つめる視線に、押しつぶされそうになった。
ちょっとそんな目でこっち見ないで! 罪悪感が半端ないんですけど!
あたし別に、みんなの希望を打ち砕きたいわけじゃないから!
「これは単なるアドバイスとして・・・!」
「フフフ・・・」
タヌキたちに向かって懸命に弁解するあたしの横で、おタヌキ王が不敵に笑った。
「ミアンよ、お前は知っているか? 人間の王の息子が婚約したことを」
・・・え? あ、ああ、それなら知ってる。
今はどこもかしこもその噂でもちきりだもの。
この国の王子様が、隣国のお姫様と婚約が成立したって。
「その婚約を祝う、貴族たちが集まる場で、特別な下賜が与えられる事を私は調べたのである」
特別な、かし? ああ、つまり国王からのプレゼントね?
めったにない祝い事だから、みんなにも何か良い物あげちゃうよ~ってわけか。
「祝いの席で国王の目に留まった、たったひとりの貴族に、その権利が与えられるのである」
「権利って?」


