月隠れの庭

「……………」


無反応な彼の様子に、

「どうした、もしかして壊れてたか?」

貸してみろ。

流星は袋を取り上げると、中身を自分の手の平の上に出した。


「何だ、大丈夫じゃねーの」


再び尚人に渡そうとするが、彼は複雑な表情を崩さないままで受け取らない。


「どうした、気に入らなかったか?」


「流星…気に入る、気に入らない以前に、ちょっと聞いてもいい?」


「あぁ、何だ?」



「…何で16年ぶりの再会で、お前からのプレゼントが《指輪》なの?それも5つも…」



「はっ?」


流星はキョトンとした顔で、尚人を見つめている。