月隠れの庭

「……お前、オレは6歳の子供じゃないんだぞ。頭撫でられたって、嬉しくないし。それにしても何もかもお見通しなんて…すげーつまんねーの」


こっそり手助けしようと思っていたのだが、この幼なじみは流星の性格を思った以上に熟知しているらしい。


「あ、そうそう。忘れる所だった、これお前にやるよ」


流星はシザーバッグから小さな紙袋を取り出すと、尚人に手渡す。

「開けてもいい?」

「あぁ」

「何だろう?」


尚人は袋の中を覗き込み、それきり動かなくなった。