《どうして捜しにこない…》 闇に光彩を放つもの2つ。 低い声音が問いかけた。 《何故に人鬼の目を瞑る。何故に人鬼の目を隠す》 シャラシャラと不思議な音が辺りに鳴り響き、それは次第に大きくなって尚人の傍で鳴り止んだ…。 《余計な物をその身につければ、真の姿は闇に紛れて見失う…》 人鬼は長い爪を持つその手の平を、恐怖で動けない彼の前にゆっくりと差し出した。 《さぁ己が目を、凝らして捜しにここまでおいで…》