「何か手掛かりや情報はないのか?」
食事の後、尚人の部屋でのんびりとくつろぎながら、流星は手元の手帳を開いた。
「時々それらしき事を教えてくれる霊がいるんだけど、今いち信憑性に欠けてたり、間違いだったりするんだよね…」
「ふーん。お前なんだかんだ言ってその力、重宝してるみたいだな」
するとその言葉に、尚人は少しバツの悪い顔をした。
「僕は何も頼んだりしてないよ…向こうが勝手に教えてくれるんだ」
返ってきた答えに、流星は苦笑いを浮かべる。
「オレもあの人鬼についての記述が残った書物を色々調べてはみたんだが、なにせ百年以上も前の事だろ?最初に現れた場所も今では地理が変わってたりして、手掛かりが掴めないんだよな。そこら辺が判ると、なぜその人物が人鬼へと変貌していったかの経緯が見えてくるかも知れないんだけどな」
「どうして百年という長い間、人鬼が蔵の外へ出られなかったかは分かる?」
「あぁ、それは扉に封じの札が貼ってあったからだって祖父が言ってた」
「御札…そんなものがあったかな」
尚人は首を傾げる。
食事の後、尚人の部屋でのんびりとくつろぎながら、流星は手元の手帳を開いた。
「時々それらしき事を教えてくれる霊がいるんだけど、今いち信憑性に欠けてたり、間違いだったりするんだよね…」
「ふーん。お前なんだかんだ言ってその力、重宝してるみたいだな」
するとその言葉に、尚人は少しバツの悪い顔をした。
「僕は何も頼んだりしてないよ…向こうが勝手に教えてくれるんだ」
返ってきた答えに、流星は苦笑いを浮かべる。
「オレもあの人鬼についての記述が残った書物を色々調べてはみたんだが、なにせ百年以上も前の事だろ?最初に現れた場所も今では地理が変わってたりして、手掛かりが掴めないんだよな。そこら辺が判ると、なぜその人物が人鬼へと変貌していったかの経緯が見えてくるかも知れないんだけどな」
「どうして百年という長い間、人鬼が蔵の外へ出られなかったかは分かる?」
「あぁ、それは扉に封じの札が貼ってあったからだって祖父が言ってた」
「御札…そんなものがあったかな」
尚人は首を傾げる。


