(正恵…お前が言っていた事は、こういう事だったのか…)
兄・時崇と過ごしたあの幸せだった日々のような、そんな気持ちになれる日が再び来るとは思ってもみなかった。
(感謝する…)
心からそう思う。
「私を忘れないでくれた君のおかげで、とても心が穏やかだ。自分の思いを素直に言葉にする事が出来た事に礼を言うよ…ありがとう。少し寂しいけれど、これでお別れだ…」
その瞬間、ぼぅとした淡い光が、彼の全身をゆっくりと包みだす。
「恒靖さん……っ!!」
尚人に触れている恒靖の、その指先に力が入る。
尚人の右目が、何かに持っていかれる感覚に襲われカッと熱くなった。
ズズッ…。
《それ》が引き出された後…続いて喪失した場所に別の物をねじ込まれる。
兄・時崇と過ごしたあの幸せだった日々のような、そんな気持ちになれる日が再び来るとは思ってもみなかった。
(感謝する…)
心からそう思う。
「私を忘れないでくれた君のおかげで、とても心が穏やかだ。自分の思いを素直に言葉にする事が出来た事に礼を言うよ…ありがとう。少し寂しいけれど、これでお別れだ…」
その瞬間、ぼぅとした淡い光が、彼の全身をゆっくりと包みだす。
「恒靖さん……っ!!」
尚人に触れている恒靖の、その指先に力が入る。
尚人の右目が、何かに持っていかれる感覚に襲われカッと熱くなった。
ズズッ…。
《それ》が引き出された後…続いて喪失した場所に別の物をねじ込まれる。


