「何だよ、これ 何で姉ちゃんに会っていかないんだよ!」 会いたくたって、会えねぇから。 「来いよ、お前、俺が話してやる!」 相変わらず生意気で可愛げがなく 無理矢理、俺の手を引いてくる。 そうやって連れて来られた場所は 近くのファミレスだった。 「いいか、宮野が全部おごれよ 俺はお前のために話してやるんだからな!」 何だよ……それ。 呆れながら悟るを見ると 特大パフェと特大ポテトを頼んでいて こいつ、容赦ねぇな。 そう思いながら俺もコーヒーを頼んだ。