私はそれにビックリしてすぐに手を自分の方へ戻してしまった。 ど、どうしよう…… 変に思われたかも。 それからは、宮野くんの話しに集中することが出来なかった。 「じゃあ、また明日な」 「うん……また明日」 けっきょく手を繋ぐことも出来ず、 私の家に着く。 あーあ、 悩んでたらすぐバイバイの時間になっちゃったよ。 もっと一緒にいたいのに 上の空になって 宮野くんといる事を実感出来ないなんてバカみたい。 付き合うって、難しいよ……。 どうしたら良かったんだろうな。