「おはよ」




私は一言だけ遠野くんに言って

立ち去ろうとしたが






グイッ


手首を掴まれた




そして顔をのぞき込むようにして笑顔で



「ちょっとー!そんなに急がなくていいじゃん
俺と一緒にクラスまで行こーよ♪」




なんて言われた