ドンっ 川村の顔の左右に手を置いて人混みに潰れないようにする いわゆる〈壁ドン〉と言うふうになってしまった 「大丈夫??」 そう聞くと川村は顔をあげて少し びっくりしたような顔をしていた そしてすぐに頬を赤くし満面の笑みで 「森下くんっ!ありがとう!!!」 と言った