ラブソングは舞台の上で


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私たちのシーンも、さっきの彼らのシーンと少し似ている。

女王が優雅にお茶を楽しんでいるところに、

「お母さま! お母さま!」

と私が叫んで駆け込むのだ。

そしてメイドが姫に敬意を示すため、スカートを広げ、体と頭を下げる。

「アンジェラ。朝から大声を出して。ちょうどお茶が入るから、少し落ち着きなさい」

女王はそう言ってお茶を一口。

メイドは頭を上げ、アンジェラのための紅茶をカップへと注ぐ。

「落ち着いてなどいられません。一体どういうことですか」

体は客席に向け、疑問をぶつける時にだけ、女王の方を向く。

「あら、何の話かしら」

とぼける女王はカップを置き、扇子を華麗に開き、ヒラヒラなびかせる。

「わたくし、結婚なんてまだするつもりがありません」

決意は固い、というように、一歩女王へ詰め寄る。

この時も、体は客席を向いてなくてはいけない。

「ベルタ王国のマーティン王子の話ね。いいお話でしょう?」

「お母さま。お母さまはわたくしに、よく知りもしない殿方と結婚させるおつもりなのですか」

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