ラブソングは舞台の上で


石原さんのレッスンの後、15分の休憩を挟み、高田さん指導のもと立ち稽古が始まった。

ここからは衣装の一部を身に付けて練習をする。

王様役のタカさんは、杖の動きとガウンの動きがポイントになる。

長くて光沢のある赤いガウンは襟元や裾がトラ柄で、大柄なタカさんが羽織るだけで王様の威厳を感じた。

手には何やら長い竹の棒。

この棒は、後に装飾を施し、ゆくゆくはゴージャスなステッキになるらしい。

王子役の晴海は、王様のガウンとは違う、ヒラヒラした赤色のマントを装着している。

肩の部分に王族っぽい飾りと金のモールがあしらわれており、そのマントを身に着けているだけで王子様っぽい。

そして執事役である堤くんは、燕尾服のジャケットを羽織っている。

そして、何度も片膝を床に付く動作をするので、怪我防止のため、バレーボール用の膝当てを装着している。

燕尾服にハーフパンツ、そして膝当て。

もちろん本番ではちゃんとした燕尾服の衣装を着るのだが、組み合わせがミスマッチで笑えてしまう。

一方で女子陣はかなり地味だった。

女王役の恵里佳ちゃんは華やかな扇子。

メイド役のともちゃんは黒のロングスカート。

私にいたっては、何もなかった。