そしてその夜、みゆちゃんは僕をお風呂っていう所につれていった。
「ポチ~、みゆが洗ってあげるからね~」
みゆちゃんは、僕に“ポチ”っていう名前をつけてくれた。
なんか犬みたい!って思ったけど、僕には名前がなかったし、何よりみゆちゃんが付けてくれた名前だから嬉しかった。
ていうか、さっきから僕は驚かされっぱしだ。
だって、変な形をしたやつから、ジャー!ってお湯が出てくるんだよ?
びっくりするに決まってる。
みゆちゃんは、その変な形のやつで、僕の体にお湯をかけてきた。
熱っ、ちょ、みゆちゃん!熱い!
「あれ?ちょっと熱いかな?」
ちょっとじゃなくて、かなり熱いよ!

