その言葉に、僕は少し緊張した。 神様の声が、あまりにも真剣だったからだ。 条件って……なんだろう。 “君達ぬいぐるみと、人間は、話してはいけない決まりがある。住む世界が違いすぎるからだ。もしも話せば、人間から拒絶されるだけ” 「みゆちゃんは……違うよ」 “しかし、魔法の星に願いを問えば、それは叶えられる。 ──…ほんの少しだけという条件付きで。君が話し始めて、たった数秒だけの時間だ” 数秒……だけ? 僕、たくさん、みゆちゃんに言いたいことがあるのに。