キスで結ぶ赤い糸



「と、とりあえず深呼吸してみようか」

「……うん」



告白後だというのに、何故か一緒に深呼吸している私たち。


もう、緊張感なんてこれっぽっちもない。



……うぅ。なんでこうなってしまったんだろう。


そりゃあさ、告白する前みたいに緊張感ありまくりも嫌だけど、こんな風に告白が忘れ去られちゃうのも嫌だよ。



それもこれも、みーんなママのせいだ。

ママが誉くんに響と付き合ってることを暴露したから。


って、ちょっと待って。

じゃあ、もしかして誉くんは今までずっと……。



「私と響が付き合ってると思ってたの?」

「……え?あ、うん。思ってた……かな」



うそっ!


ショックだった。本当に本当にショックだった。

まさか誉くんがずっとそう思っていただなんて……



「付き合ってないよ。響とは付き合ってない」



そんなの、ショックすぎる。