「どうしたの? 顔色が悪いよ。 今日、帰った方がいいんじゃない?」 心配そうなおまえの顔。 それすらも、もうろくに眼に入らない。 限界だ。 自分を押さえられない。 もう、押さえられない。 おまえを殺りたい。 この手をおまえの血で染め上げたい。 今まで、殺ってきた多くの女のように、おまえを殺したい。