「今日の夕食の後、ちょっと時間ある?」
「へ?あるけど…」
「じゃあさ、終わったら呼ぶから
部屋に戻んなよ!」
『じゃあまた後で!』と
笑顔で手を振り、岸田は友達のところへ戻った。
「どーんな風の吹き回しですかねー?」
「びびび、びっくりしたー!
いきなり出てこないでよ!」
楓が怪しげな顔をしながら
すっと横から声をかけてきた。
「これは、何か企んでそうだよね」
「え、そうなのかな…」
「呼び出されるってことは、告白か???」
ちょっとニヤニヤしながら、
ひじを私のお腹に当ててくる楓。
「ま、まっさかー!そんなわけ『ないよねー』」
っておおーーーーーい!!!
「なんなのよそれー!!」
「ごめんごめん!!
つーい、からかいたくなってさっ」
そう言って楓は、逃げるように列に並んだ。
「戸河さん!早く並びなさい!」
「すっ、すいません!」
もぉ、結局先生に怒られちゃうの、私じゃん。
キッと楓を睨みつけたが
ニヤニヤと微笑んでいる。
なんなんのよー!

