四月からも島田と組み、また古巣である警視庁で勤務することになる。


 一度追われた場所で、だ。


 その夜、帰宅し、シャワーを浴びてから、ゆっくりする。


 アルコールフリーの缶ビールを飲みながら、寛いだ。


 思う。


 明日は一日充電し、明後日からの勤務に備えようと。


 まあ、日々マイペースでやっている。


 いくらハードなデカだからと言って、周囲に振り回されることは一切ない。


 それだけ自分の領分を守っているのだった。


 島田も過剰な要求はしてこないのだし……。


 土曜になり、朝コーヒーを一杯飲んでから、ネットなどをし、気を抜く。


 ネットに飽きると、好きなミステリー小説を読んだ。


 ゆっくりし続ける。