ニュースを一通り読んでしまってから、DVDレコーダーに録り溜めていたテレビ番組を見た。


 昼食を適当に済ませ、午後から、読みかけていたサスペンス小説を読み始める。


 思う。


 普段のイライラもなかなか収まらないのだが、休日は勤務日と違って気が楽になると。


 そして月曜も終わり、また火曜から通常通り仕事が始まる。


 火曜の朝、起き出し、キッチンでコーヒーを一杯淹れて飲む。


 出勤準備を整え、自宅最寄りの駅から地下鉄に乗り込み、署へ向かう。


 いつものように慌ただしい。


 島田が来ていて、


「トノさん、おはよう」


 と挨拶してきた。


「ああ、シマさん、おはよう」