ずっとそんなことを感じていた。


 パソコンの電源ボタンを押し、起動する合間を縫って、フロア隅のコーヒーメーカーでコーヒーを一杯淹れる。


 そして飲んだ。


 気持ちが落ち着く。


 電子化する調書は、かなり溜まっていた。


 やるしかない。


 キーを叩き始める。


 テンションが上がるのを感じながら、だ。


 そして昼になると、食事が配られた。


 いつも通り、仕出し屋の幕の内弁当だ。


 一つが五百円ぐらいで、ワンコインで済むのである。


 昼間はずっとこれに有り付いていた。