「だけど唯ちゃん、何であんな危険な人についていったの?」 それはね…… 読者モデルになって、蒼に一歩近付けると思ったから。 ……なんて本当のこと、言えるはずもない。 「バイトになるかなって思って」 「ふーん……」 蒼はそう言って、少し考えたような顔をする。 「ま、どっちにしても、唯ちゃんを食べるのは俺だからね」 「え……」 「処女って聞いたら燃えた」 「えぇ!?」