「亜美が東京に泊まる時、いつもネットカフェなの?」




そんなの健康と美容に悪いよ。




「今回はたまたま。

バスも取れなくて、安いホテルもあいてなかったから」




亜美は少し困ったように言った。




「唯が同棲してるの知ってたし、邪魔しちゃ駄目だなぁって思って」



「だけどもう大丈夫だよ」




そう言うと、




「うん……


碧、かっこいいなぁ」




亜美は上の空で呟いた。