蒼をじーっと見ていると、 「ねぇ、唯ちゃん?」 蒼があたしの顔を覗き込み、どきっとする。 「そんな顔すると、俺、我慢出来なくなるよ?」 その言葉で、身体の奥がぼうっと熱くなる。 さっきの蒼の余韻が身体の奥に残っているというのに、また蒼を求めてしまう。 蒼の愛を確かめようとしてしまう。 あたしは蒼の身体に手を回し、蒼はあたしを見て優しく微笑む。 「唯ちゃん、大好き」 あたしは、蒼の胸の中で焦がれた。